「場」の「空気」が定まると、コメント欄は活況を呈する
セカンドライフ的に自力で開拓するのは、日本人にウケない。ニコ動のコメント、2chのコピペ、はてブのような、コミケの二次創作的に借景で遊ぶのが、日本人向き。日本のWebサービスでは、VIPのVIPPERノリのように、コミュニケーションの型まで含んだ場に人が集まる。
「その場でどのようなリアクションをしたらよいか」というのがわかっている場では、コメントがつきやすいという気がする。
コピペ運動会というサイトがある。それ以前、2ちゃんねるベストヒットというレス紹介サイトがあって、さらにその後身のお笑いコピペ選手権というサイトがあって、そことは別の人が運営しているんだけど、そのサイトで「似たようなサイトをやってくれている」と紹介されていたサイト。
しばらくRSSに入れて見ていたけれど、最初の頃は、まったくコメントがついていなかった(いま、コメントがついているように見えるのは、たいてい1年以上後についたもので、投稿直後についたものはほとんどない)。あるときから、たまたま複数のコメントがつくような投稿があって、そこから「場」の雰囲気ができて、ようやく投稿のたびにいくつもコメントがつくようなサイトになったと記憶している。
前身の「コピペ選手権」は盛り上がっていて、各投稿にいくつもコメントがついていたのに、その運営者が後身として紹介したサイトが同じようなことをやっているのに、コメントがまったく盛り上がらないのが不思議だった。あれは結局、「場」の雰囲気がわからないところでの発言のしかたがわからない、という人がたくさんいるということなのだろうか、と思った。AというサイトではAのノリで、BというサイトではBのノリで発言し、ネットのニュートラルな場での「自己」を持たない、という人たち。
そういう意味では、下記の発言とも通じるような気がする。
コメント欄を閉じてみて、初めて「世の中にはネット世間に固有ID を持っていない人がたくさんいる」という、当たり前と言えばあまりにも当たり前なことに思い至った。